福岡市内公民館でのまちづくりワークショップレポート(小学生多学年対象)


2026年6月、福岡市西区にある西都公民館に、ワークショップ講師としておじゃましてきました。

九州初上陸となる今回!僕基地の輪がさらに全国へと広まってワクワクします!

今回は、西都小学校PTAの方々より、子どもたちが「夏の自分たちの居場所」について考えるワークショップをしたいというご関心から依頼を受けたものです。

小学校の敷地内に公民館が併設されている立地を活かし、西都小学校の子どもたちの公民館利用も多い背景から、西都公民館と西都小学校PTAの共催での開催となりました。

企画の検討から当日のワークで使う教材の作成まで、多くの大人たちが、子どもたちに楽しみながら学んでもらえる空間を届けようと、協力し合って準備を進めました。

多学年縦割りのグループで高学年と低学年のペアを組み、お互いサポートし合いながらゲームやワークを進めました。人数が不足するペアのサポートなどに、一部、中学生や大学生、大人が加わり、子どもも大人も一緒のテーブルで楽しく学ぶことができました。

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■ワークショップ時間:2時間半
■参加者数:16名(小学3年生~6年生中心)
■進行にあたったスタッフ:メイン講師1名、(各テーブルの進行をサポートする)テーブルファシリテーター2名)

西都公民館のインスタグラムで、当日の様子を動画でお届けしてくださったので、ぜひご覧ください!

https://www.instagram.com/reel/DZ1oNkmO6Fc/?igsh=MXB1NTZxc2RnMTFzdw%3D%3D

今回は、

✔セイガン書ボードの文章を低学年でも読めるように簡素化・ひらがな表記に

✔ゲームのあと、セイガン書を実際に書いてみるワークに取り組む時間を確保するため、ゲームの攻略チップ数を減らしてプレイ時間を短縮

といった工夫を行い、遊びと学びのバランスを調整してお届けしました。

アンケート結果からもわかるように、ゲームのルールを理解するのに多少苦労があった子もいたようですが、全体としてはわいわいと大いに賑わい、楽しんでくれた様子でした。

身近な人たちが描かれた人物(カード)から、ふだんあまり出会えないようなおもしろい人物(カード)まで、どんどんつないで、みんなの力を集結してセイガンというゴールに向かうことができました。

ルールを理解している子が、率先して、同じグループの仲間たちに、カードの有効な置き方を教え合いながらゴールに向かう姿は、とても頼もしく思えました。

ゲーム後の振り返りの解説をはさんだあと、後半はいよいよ、今回特注の人物カードを用いた、セイガン書を書いてみるワークに突入です。

テーマは、毎年、酷暑で各地の子どもたちが抱えている「夏の遊び場」問題。

まさに「自分ごと」としてとらえやすいこのテーマに、みんな、カードの人物から集めた多様な情報や、賛成反対の意見に配慮しながら、ユニークなアイデアを考案してくれました。

ファシリテーターやプレゼンター、書記といった役割を各人が責任をもって努めつつ、PTAの皆さんが作ってくれた「お約束事カード」のルールを守りながら、みんなの意見に耳を傾け、丁寧に話し合いを進めていくことができたと思います。

発表したセイガンアイデアの内容に対して、6時の公共の「ねも議員」から講評をもらい、アイデアの良い点、さらに改善できるところなどを学びました。

ワークショップ後には、これもPTAの皆さんお手製「子どもまちづくりリーダー認定証」を授与!

ちょっと長いかなと心配された2時間半も、最後まで集中して取り組むことができた証に、誇らしく持ち帰ってもらいました。

子どもたちが、今後、地域や様々な社会の問題に関心を向け、それらの解決に向けてちょっとの勇気をもって1歩ずつ歩んでいけるように、そっと背中を押すことができたのなら、嬉しく思います。

今回は、多くの大人たちがサポート側として、一緒にプレイする側として関わってくださいましたが、こうして、子どもも大人も、同じ目線で学び合うことができるのは、あるようであまりない貴重な機会。

今回の実践をきっかけに、さらに地域の学びの輪が広がっていくことを願っています。

《参加者の声》
■ゲームやワークをとおして感じたことや心に残ったこと
・たのしかったし、おもしろかったし、とてもうれしかった
・せいがん書をつくるには、友だちとはなしあったり、けいかくをたてて出さないとつくれないこともあるとわかった
・町を動かすのは難しいことなんだと感じた
・町をよくするためには、まちにいる人の助けをかり、みんなが納得する答えをだし、セイガン書にまとめることが大切ということ
・これから、できればせいがん書を出してみたりしたい
・みんなの意見を全てまとめて、具体的に説明したり、1つの意見として提案するのはむずかしいなと思いました
・子どもたちがそれぞれ考えながら話をしているのがいいと思いました。ワークを通して、まちにはどういう大人たちがいるのかを子どもたちが学べるのでよかったです(大人の意見)
・反対意見の人をいかに納得させられるかを考えるのが楽しかった(大人の意見)

■自分たちのすむまちについて「こんなふうにかわったらいいな」と思っていることや、かえるためのアイデアは?
・もっと人が楽しくおだやかに過ごせるようにしてほしい
・雨の日でも楽しく遊べるところが増えてほしい
・子どもからおとしよりまでみんながたのしめる所があったらいい
・地いきの人たちや、同じ学校の人やちがう学校の人などとのきょりがとおすぎるから、もっと仲よくしたい
・学校にプールあがりのドライヤーがほしい
・西都公民館の前をとおる人がいてあぶないので信号をつけてほしい
・子どもたちがいろんなアイデアを考えていたので、子どもたちが考えたイベントをするのも楽しそうだなと思いました(大人の意見)

~6時の公共では、さまざまな地域の学びの場において、多世代に向けて工夫をこらしたワークショップや研修をお届けしています。ぜひ、ご相談ください~